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view Wnn/manual/1.intro/Intro1 @ 13:778894f4449f
fixed typos
author | Yoshiki Yazawa <yaz@cc.rim.or.jp> |
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date | Sun, 02 Mar 2008 19:47:09 +0900 |
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1.1 はじめに この解説書は、Wnn4の日本語処理について述べたもので、オペレータ マニュアル、およびプログラマーズマニュアルとしての位置付けのもとに作成 されている。 1.2 特徴 (1) ユーザが変更可能な n文節最大法による文章一括かな漢字変換 n文節最大法の 'n' の値と、「最大」を求める評価関数の係数を変更すること ができる。 (2) オートマトン方式による再定義可能なローマ字かな変換 ローマ字かな変換の仕方は、変換表形式で記述するので、表を変更するだけで好 みの変換に変えることができる。 (3) 豊富な辞書群 約5.5万語の基本辞書の他に、単漢辞書と固有名詞辞書および専門語辞書として 事務用語辞書と情報処理辞書をシステム辞書として用意している。 また、パブリック辞書として約2.2万語の基本辞書の他に、単漢辞書、地名辞書、 人名辞書、接頭接尾語辞書、人名地名以外の固有名詞辞書、情報処理辞書、記号の 一般呼称辞書、特殊語辞書もシステム辞書として用意している。 1.3 概説 Wnnのかな漢字変換はデーモン方式によって実現されている。この デーモン(jserver:日本語マルチクライアントサーバ)にアクセスする方法として、 標準インタフェースによる方法とライブラリによる方法とが用意されている。 標準インタフェースによる方法は、アプリケーションプログラムから見ると、単に read のシステムコールにより、日本語入力ができるということである。しかし、この 場合、かな漢字変換のオペレータインタフェース −− 変換行の画面の位置、次候補 漢字の表示/選択の方法、1回に変換できるかな文字数など −− は、システムで固 定的に決まってしまう。 一方、ライブラリによる方法では、デーモンにアクセスする、いくつかのライブラ リ関数を利用して、アプリケーション側でかな漢字変換ルーチンを書くことになる。 オペレータインタフェースにかかわる部分も、アプリケーションプログラムに委ねら れるのでフレキシブルなかな漢字変換ルーチンが実現できる。