view Wnn/manual/3.libwnn/js_lib/kantan_sho @ 17:a3fdd8ad75dc

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author Yoshiki Yazawa <yaz@cc.rim.or.jp>
date Mon, 14 Apr 2008 17:01:14 +0900
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JS_KANTAN_SHO( )    UNIX Programmer's Manual     JS_KANTAN_SHO( )



名称

     js_kantan_sho()     小文節単位で単文節変換を行う。

形式

     #include "jslib.h"

     int
     js_kantan_sho(env,yomi,hinsi,fzk,vec,vec1,rb)
     struct wnn_env *env;          /* 環境 */
     w_char *yomi;                 /* 読み列 */
     int hinsi;                    /* 品詞番号 */
     w_char *fzk;                  /* 付属語文字列 */
     int vec;                      /* 接続ベクター */
     int vec1;                     /* 接続ベクター */
     struct wnn_ret_buf *rb;       /* 変換結果を返すエリアへのポインタ */

機能

     読み yomi を小文節として単文節変換し、第一候補を返す。

     hinsi, fzk は、 yomi の文節の前の文節の品詞番号、付属語文字
     列を指定する。

     品詞番号、付属語文字列を指定した場合は、 yomi を前の文節に接
     続できる小文節 ( 前の文節を含めて大文節となる ) として変換す
     る。前の文節に接続できる候補が無い場合は、大文節の先頭になれ
     るものを返す。それもない場合は、大文節の先頭になれないもの (
     その前に、指定した品詞以外の品詞がこなくてはいけないもの。た
     とえば、 hinsi に名詞を指定したときの助数詞 : 助数詞の前には、
     数詞がきて大文節となる ) を返す。

     このうちどの候補が選ばれたかは、 rb->buf->sbn->status に返さ
     れる。
            WNN_CONNECT       指定された(品詞、付属語)に接続できた
            WNN_SENTOU        大文節の先頭
            WNN_NOT_CONNECT   大文節の先頭になれないし、前に接続できない
            WNN_GIJI          疑似文節として変換した

     前の文節に付属語が無い場合は、 NULL を指定する。

     前の小文節とは大別文節として変換する時は、 hinsi に、
            WNN_BUN_SENTOU    (大文節の先頭になれるもの)
            WNN_ALL_HINSI     (全ての小文節)
     を指定する。

     vec 、 vec1 は、変換のための終端ベクトルを指定する。後ろの小
     文節の前端ベクトルを指定する。その場合は、 yomi の最後の文節
     に後ろの文節を含めたものが大文節となる。後ろの小文節とは別大
     文節として変換する時は、 vec 、 vec1 に、
            WNN_VECT_KANREN (連文節変換の終端ベクトル)
            WNN_VECT_KANTAN (単文節変換の終端ベクトル)
            WNN_VECT_KANZEN (全候補取出しの終端ベクトル)
            WNN_VECT_BUNDETSU(文節の終端ベクトル)
     を指定する。

     vec に指定した終端ベクトルは、 vec1 に指定した終端ベクトルよ
     りも、評価基準が高くなる。通常、 vec には後ろの小文節の前端
     ベクトルを、 vec1 には、 WNN_VECT_KANREN を指定する。 vec1
     に指定すべき終端ベクトルがない場合は、 WNN_VECT_NO を指定す
     る。この場合 vec のみが変換に使用される。

     vec に接続できる文節か、 vec1 に接続できる文節かは、 rb-
     >buf->sbn->status_bkwd に返される。 vec に接続できた場合は、
     WNN_CONNECT_BK が、 vec1 に接続できた場合は、
     WNN_NOT_CONNECT_BK が返される。この値は、 yomi に指定した、
     最後語の文節のみが有効である。

     rb には、変換結果が返るエリアへのポインタ (struct
     wnn_ret_buf *) を指定する。 rb は、ユーザが用意し *rb = {0,
     NULL} に初期化する。 rb->buf に変換結果の小文節の情報
     (struct wnn_sho_bunsetsu *) が返される。

     付属語ファイルが読み込まれていない場合は、エラーとなる。

リターンバリュー

     正常終了時には、小文節数を返す。
     異常終了時には、-1 を返す。




Printed 10/22/92        30 September 1991                       2