view Wnn/manual/2.env/wnn/jserverrc @ 23:e1aadb6dcbd4

- fixed the build rule for build_stamp.h. keywords in template for hg tip should surrounded by curly braces instead of hash marks. - fixed usage of libtool in building jlib.V3. newer libtool does not work without mode specifier. - replaced some libtool related files. (should remove these?)
author Yoshiki Yazawa <yaz@honeyplanet.jp>
date Fri, 23 Jan 2009 16:36:13 +0900
parents bbc77ca4def5
children
line wrap: on
line source




JSERVERRC( )        UNIX Programmer's Manual         JSERVERRC( )



名称

     jserverrc           日本語マルチクライアントサーバ (jserver) の初期化ファイル

形式

     /usr/local/lib/wnn/ja_JP/jserverrc

機能

     この jserverrc は、日本語マルチクライアントサーバを使用する
     時の環境を設定するもので、 jserver の立ち上がり時に読み込ま
     れる。設定できるものは、以下のとおり。

     1. 立ち上がり時に読み込む辞書

       readfile < 辞書ファイル名 >

     サーバが、立ち上がり時に読み込む辞書ファイル名を指定する。こ
     こで、指定された辞書は、サーバの立ち上がり時に読み込まれ、サ
     ーバプロセスが死ぬまでサーバーが持ち続ける。これは、クライア
     ントプロセスが、立ち上がる時に、辞書を読み込む時間を節約する
     ために使用される。


     2. クライアントの最大数

       max_client < クライアントの最大数 >

     接続できるクライアントの最大数を指定する。デフォルトは、 32
     である。

     3. スティッキーな環境の最大数

       max_sticky_env < スティッキーな環境の最大数 >

     スティッキーな環境の最大数を指定する。スティッキーな環境とは、
     環境を消滅させても、保存される環境である。これは、次にその環
     境を使用する時に、立上りが早くなる。デフォルトは、 10 である。

     4. サーバが辞書を管理するディレクトリ

       jserver_dir < 文字列 >

     サーバが、辞書を管理するディレクトリ・パスを指定する。ユーザ
     の頻度ファイルとユーザ辞書が、このディレクトリの下で管理され
     る。デフォルトは、 /usr/local/lib/dic/ である。 @LIBDIR,
     @LANG の記法が使用できる。

       @LIBDIR   デフォルトの uum 環境ファイルのディレクトリパス
                 名 (/usr/local/lib/wnn) 。
       @LANG     jserver の作成時に決定される言語名。 jserver の
     場合は、 "ja_JP"
                 である。 cserver の場合は、 "zh_CN 、 tserver の
     場合は、 "zh_TW"
                 である。

     5. かな漢字変換のパラメータ値

       def_param < 数字 0> < 数字 1> < 数字 2> < 数字 3>
                 < 数字 4> < 数字 5> < 数字 6> < 数字 7>
                 < 数字 8> < 数字 9> < 数字 10> < 数字 11>
                 < 数字 12> < 数字 13> < 数字 16> < 数字 15>
                 < 数字 16>

     かな漢字変換のパラメータ、および、疑似品詞の頻度を指定する。

       < 数字 0>  : N ( 大 ) 文節解析のN
       < 数字 1>  : 大文節中の小文節の最大数
       < 数字 2>  : 幹語の頻度のパラメータ
       < 数字 3>  : 小文節長のパラメータ
       < 数字 4>  : 幹語長のパラメータ
       < 数字 5>  : 今使ったよビットのパラメータ
       < 数字 6>  : 辞書のパラメータ
       < 数字 7>  : 小文節の評価値のパラメータ
       < 数字 8>  : 大文節長のパラメータ
       < 数字 9>  : 小文節数のパラメータ

       < 数字 10> : 疑似品詞 数字の頻度
       < 数字 11> : 疑似品詞 カナの頻度
       < 数字 12> : 疑似品詞 英数の頻度
       < 数字 13> : 疑似品詞 記号の頻度
       < 数字 14> : 疑似品詞 閉括弧の頻度
       < 数字 15> : 疑似品詞 付属語の頻度
       < 数字 16> : 疑似品詞 開括弧の頻度

     上記のパラメータは、整数をとる。

     デフォルトの値は、 <2> <5> <10> <3> <50> <1> <128> <5> <1>
     <50> <10> <1> である。

     4. 疑似品詞の「英数」の文字コードの指定

     指定した文字コードのものが、英数字に加えて疑似品詞「英数」
     として、疑似文節の変換に使用される。

       set_giji_eisuu 文字コード 文字コード 文字コード ・・・

     文字コードには、 16 進、 10 進、 8 進、等の書き方ができる。

       CTRL A     --->  ^A
       ' '(SPACE) --->  0x20 \x20 20 020 \o20
       ' '        --->  ' '
       ' ― '       --->  ' ― '

     などの書き方ができる。

関連項目

     jserver(1)





Printed 12/1/92          28 January 1992                        2