view Wnn/manual/4.cmd/uum @ 3:ed4bb01eb317

- suppress warnings. - partially fixed comparison between pointer and 0.
author Yoshiki Yazawa <yaz@cc.rim.or.jp>
date Thu, 13 Dec 2007 19:53:14 +0900
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UUM( )              UNIX Programmer's Manual               UUM( )



名称

     uum                 かな漢字変換フロントエンドプロセッサ

形式

     /usr/local/bin/Wnn4/uum [-J|U|S] [-j|u|s] [-h|H] [-x|X]
             [-k uumkey-file] [-c convert-key-file] [-r romkan-mode-file]
             [-D サーバマシン名] [-n ユーザ名]
             [-l 変換行数]


機能

     uum は、日本語入出力環境を提供するコマンドである。 uum は起
     動後、初期化ファイルを次の順にサーチする。

       1. 環境変数 UUMRC のファイル名
       2. $HOME/.uumrc
       3. /usr/local/lib/wnn/uumrc ( デフォルト )

     uum は、インターネットにより別のマシン上のかな漢字変換サーバ
     jserver(1) と接続することが可能で、負荷の分散を図ることがで
     きる。仮にサーバと接続できなくても uum は起動できる。これに
     より、かな漢字変換サーバとの通信を必要としないオペレーション
     の使用が可能である。また、変換キーが押された時 jserver と接
     続できていなければ、自動的に接続を確立しようとする。

     以下のオプションにより動作を指定する。

     -H      変換 on の状態で立ち上げる。 ( デフォルト )

     -h      変換 off の状態で立ち上げる。

     -U      pty 側をUJISコードとする。 ( デフォルト )

     -J      pty 側をJISコードとする。

     -S      pty 側をシフトJISコードとする。

     -u      tty 側をUJISコードとする。 ( デフォルト )

     -j      tty 側をJISコードとする。

     -s      tty 側をシフトJISコードとする。

     -X      tty のフローコントロールを on にして立ち上げる。 (
             デフォルト )

     -x      tty のフローコントロールを off にして立ち上げる。

     -k uumkey-file
             キーバインド定義ファイルの指定。省略時は、次の順にサ
             ーチする。
               1. 初期化ファイル uumrc の setuumkey エントリのフ
             ァイル名
               2. ファイル名 /usr/local/lib/wnn/uumkey

     -c convert-key-file
             キーコード変換表ファイルの指定。省略時は、次の順にサ
             ーチする。 1. 初期化ファイル uumrc の setconvkey エ
             ントリのファイル名 2. ファイル名
             /usr/local/lib/wnn/cvt_key_tbl

     -r romkan-mode-file
             ローマ字仮名変換 ( オートマトン (3J_T) のモード定義
             表ファイルの指定。ディレクトリ名の場合、その下の
             mode ファイルが対象になる。省略時は、次の順にサーチ
             する。
               1. 初期化ファイル uumrc の setrkfile エントリのフ
             ァイル名
               2. ファイル名 /usr/local/lib/wnn/rk/mode

     -l 変換行数
             仮名漢字変換に使用する行数 (0 < 変換行数 < 画面行数
             - 1) を指定する。省略字は、 1 。

     -D ホスト名
             仮名漢字変換サーバ (jserver(1_JT)) をホスト名で指定
             する。省略時は、環境変数 JSERVER を見る。それも無け
             れば、 /etc/hosts の jserver の alias を探す。それも
             なければ、 UNIX-Domain が指定される。

     -n 環境名
             辞書管理のための環境名を指定する。省略時は、環境変数
             WNNUSER を見る。それも無ければ uum プロセスの実 UID
             のオーナー名を取る。

使用上の注意事項

     uum は、 pty を1つ獲得するので、 pty が獲得できない場合は、
     起動できない。また、初期化ファイル , キーバインド定義ファイ
     ル , ローマ字仮名変換のモード定義表ファイルが見つからない場
     合も起動できない。辞書管理は、環境名で行われる。

関連項目

     jserver(1), uumrc(4), uumkey(4), cvt_key_tbl(4), オートマトン(3)



Printed 1/28/92          28 January 1992                        2