view Wnn/manual/2.env/wnn/uumrc @ 10:fc3022f61fc7

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author Yoshiki Yazawa <yaz@cc.rim.or.jp>
date Fri, 21 Dec 2007 17:23:36 +0900
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UUMRC( )            UNIX Programmer's Manual             UUMRC( )



名称

     uumrc               かな漢字変換フロントエンドプロセッサ(uum(1))初期化ファイル

形式

     /usr/local/lib/wnn/ja_JP/uumrc (デフォルト)

機能

     uumrc は、かな漢字変換の標準インタフェースを使用する時の環境
     を設定するもので、各ユーザごとの設定が可能である。

     エントリが重複した場合は上書きされる。 ';' で始まる行はコメ
     ントになる。

     このファイルで設定できるものは、以下の通り。

     include <uumrc ファイル名 >
             他の uumrc ファイルを読み込む。デフォルトの uumrc フ
             ァイルに個人の設定を付け加える場合などに使用する。

     setconvenv <wnnenvrc ファイル名 >

     setconvenv <wnnenvrc ファイル名 > sticky

     setconvenv < サーバのホスト名 > <wnnenvrc ファイル名 >

     setconvenv < サーバのホスト名 > <wnnenvrc ファイル名 > sticky
             かな漢字変換用の環境設定ファイルを指定する。省略時は、
             /usr/local/lib/wnn/ja_JP/wnnenvrc である。サーバのホ
             スト名が指定されているものは、そのサーバに接続される。
             sticky がついていると、その環境は、 uum がいなくなっ
             ても残る。環境の初期化時に、その環境が存在すると (
             スティッキーな環境であれば ) 、その環境を初期化する
             ことなく、そのまま使われる。これは、次の立上りを早く
             するためである。

     setkankanaenv <wnnenvrc ファイル名 >

     setkankanaenv <wnnenvrc ファイル名 > sticky

     setkankanaenv < サーバのホスト名 > <wnnenvrc ファイル名 >

     setkankanaenv < サーバのホスト名 > <wnnenvrc ファイル名 > sticky
             漢字かな変換用の環境設定ファイルを指定する。省略時は、
             漢字かな変換が出来ない。サーバのホスト名が指定されて
             いるものは、そのサーバに接続される。 sticky がついて
             いると、その環境は、 uum がいなくなっても残る。環境
             の初期化時に、その環境が存在すると ( スティッキーな
             環境であれば ) 、その環境を初期化することなく、その
             まま使われる。これは、次の立上りを早くするためである。

     setkanaromenv <wnnenvrc ファイル名 >

     setkanaromenv <wnnenvrc ファイル名 > sticky

     setkanaromenv < サーバのホスト名 > <wnnenvrc ファイル名 >

     setkanaromenv < サーバのホスト名 > <wnnenvrc ファイル名 > sticky
             かなローマ字変換用の環境設定ファイルを指定する。省略
             時は、かなローマ字変換が出来ない。サーバのホスト名が
             指定されているものは、そのサーバに接続される。
             sticky がついていると、その環境は、 uum がいなくなっ
             ても残る。環境の初期化時に、その環境が存在すると (
             スティッキーな環境であれば ) 、その環境を初期化する
             ことなく、そのまま使われる。これは、次の立上りを早く
             するためである。

     setuumkey <uumkey ファイル名 >
             キーバインドファイルを指定する。省略時は、
             /usr/local/lib/wnn/ja_JP/uumkey である。

     setrkfile < ローマ字かな変換ファイル名 >
             ローマ字かな変換ファイル名を指定する。名の場合、その
             下の mode ファイルが対象になる。省略時は、
             /usr/local/lib/wnn/ja_JP/rk/mode である。

     setconvkey <convert-key ファイル名 >

     setconvkey < 端末名 > <convert-key ファイル名 >
             convert-key( 機種によるキーバインドの違いを吸収する
             ファイル ) を指定する。省略時は、
             /usr/local/lib/wnn/cvt_key_tbl である。 < 端末名 >
             が指定されているものは、その < 端末名 > が環境変数
             TERM と一 致している場合のみ有効である。但し、 < 端
             末名 > の指定には、ワイルド・カード '*' が使える。こ
             こで参照される端末名とは、 uum が起動された後の 環境
             変数 TERM (uum 起動前の TERM に "-j" を付け加えたも
             の ) の値である。

     not_send_ascii_char
             かな漢字変換バッファ ( 変換行 ) が空の時、 ascii 文
             字をかな漢字変換バッファに取り込む 。 ( デフォルト )

     send_ascii_char
             かな漢字変換バッファ ( 変換行 ) が空のとき、 ascii
             文字をかな漢字変換バッファに取り込まない。

     waking_up_in_henkan_mode
             uum を変換 ON モードで立ち上げる。 ( デフォルト )

     waking_up_no_henkan_mode
             uum を変換 OFF モードで立ち上げる。

     setjishopath < パス名 >
             辞書追加のときの辞書名入力バッファの初期値を指定する。
             デフォルトは "" 。

     sethindopath < パス名 >
             辞書追加のときの頻度ファイルのディレクトリパス名の初
             期値を指定する。デフォルトは "" 。

     setfuzokugopath < パス名 >
             辞書追加のときの付属語ファイルのディレクトリパス名の
             初期値を指定する。デフォルトは "" 。

     setmaxchg < 数字 >
             最大変換可能文字数を指定する。数字に 0 以下の値 (0
             を含む ) を指定すると、デフォルト値となる。デフォル
             トは、 80 。

     setmaxbunsetsu < 数字 >
             最大変換可能文節数を指定する。上限は、 400 。数字に
             0 以下の値 (0 を含む ) を指定すると、デフォルト値と
             なる。デフォルトは、 80 。

     setmaxichirankosu < 数字 >
             次候補一覧の時の最大表示次候補数を指定する。省略時は、
             画面の幅に応じて表示個数を選択する。数字に 0 以下の
             値 (0 を含む ) を指定すると、デフォルト値となる。デ
             フォルトは、 36 。

     setmaxhistory < 数字 >
             ヒストリーを最大何個まで記憶するかを指定する。数字に
             0 以下の値 (0 を含む ) を指定すると、デフォルト値と
             なる。デフォルトは、 11 。

     excellent_delete
             オートマトン ( ローマ字かな変換 ) で文字を消去する時、
             確定された文字はアルファベットに戻って最後の1文字が
             消える。(デフォルト )

     simple_delete
             オートマトン ( ローマ字かな変換 ) で文字を消去する時、
             確定された文字はそのまま消える。

     flow_control_on
             tty のフローコントロールを on に設定する。(デフォル
             ト )

     flow_control_off
             tty のフローコントロールを off に設定する。

     convkey_not_always_on
             変換 off の時、キーコード変換を機能させない。(デフ
             ォルト )

     convkey_always_on
             変換 off の時、キーコード変換を機能させる。

     remove_cs
             termcap から cs を remove する。

     not_remove_cs
             termcap から cs を remove しない。

     touroku_comment
             単語登録時にコメントの入力を行なう。

     touroku_no_comment
             単語登録時にコメントの入力を行なわない。

     include, setuumkey, setrkfile, setconvkey, setconvenv,
     setjishopath, sethindopath, setfuzokugopath, setkankanaenv,
     setkanaromenv の引数の先頭に ~ 、 ~username, @HOME, @LIBDIR
     の記法が使用できる。

       ~         環境変数 HOME の値。
       ~username /etc/passwd に登録されているログネーム username
                 のホームディレクトリ名。
       @HOME     環境変数 HOME の値。
       @LIBDIR   デフォルトの uum 環境ファイルのディレクトリパス
                 名 (/usr/local/lib/wnn) 。
       @LANG     環境変数 LANG の値の最初の 5 文字

     setdic, setjishopath, sethindopath の引数内では、最初の @USR
     を uum のユーザ名 (uum(1) 参照 ) に展開する。

関連項目

     uum(1), jserver(1), SYS_DIC(5), USR_DIC(5), uumkey(4),
     cvt_key_tbl(4), オートマトン(3)






Printed 10/22/92         28 January 1992                        4