diff olddoc/Wnn-FAQ @ 0:bbc77ca4def5

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author Yoshiki Yazawa <yaz@cc.rim.or.jp>
date Thu, 13 Dec 2007 04:30:14 +0900
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--- /dev/null	Thu Jan 01 00:00:00 1970 +0000
+++ b/olddoc/Wnn-FAQ	Thu Dec 13 04:30:14 2007 +0900
@@ -0,0 +1,319 @@
+ *
+ * $Id: FAQ,v 1.1.2.2 1999/02/08 02:15:23 yamasita Exp $
+ *
+
+ * FreeWnn is a network-extensible Kana-to-Kanji conversion system.
+ * This file is part of FreeWnn.
+ * 
+ * Copyright Kyoto University Research Institute for Mathematical Sciences
+ *                 1987, 1988, 1989, 1990, 1991, 1992
+ * Copyright OMRON Corporation. 1987, 1988, 1989, 1990, 1991, 1992, 1999
+ * Copyright ASTEC, Inc. 1987, 1988, 1989, 1990, 1991, 1992
+ *
+ * Author: OMRON SOFTWARE Co., Ltd. <freewnn@rd.kyoto.omronsoft.co.jp>
+ *
+ * This program is free software; you can redistribute it and/or modify
+ * it under the terms of the GNU General Public License as published by
+ * the Free Software Foundation; either version 2, or (at your option)
+ * any later version.
+ *
+ * This program is distributed in the hope that it will be useful,
+ * but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of
+ * MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.  See the
+ * GNU General Public License for more details.
+ *
+ * You should have received a copy of the GNU General Public License
+ * along with GNU Emacs; see the file COPYING.  If not, write to the
+ * Free Software Foundation, Inc., 675 Mass Ave, Cambridge, MA 02139, USA.
+ *
+ * Commentary:
+ *
+ * Change log:
+ *
+ * Last modified date: 8,Feb.1999
+ *
+
+
+	FAQ for Wnn		-- May  30,1993 --
+
+(1) Wnn のソースコードはどうしたら入手できますか。
+
+      Wnn のソースコードは無料で配布されています。入手にはいくつかの方法が
+    ありますが、場合によっては手数料等が必要になることがあります。
+
+    1.	Wnn コンソーシアムから取り寄せる。
+
+	  Wnn コンソーシアムでは実費+手数料のみで最新の Wnn のソースコードを
+	配布しています。
+	  下記宛先までまで郵便 または FAX で申し込み用紙を請求して下さい。
+	申し込み用紙は、郵便、FAX のどちらででもお送りできます。
+
+  		Wnnコンソーシアム事務局
+
+		〒600 京都市下京区中堂寺南町17 京都リサーチパーク
+		      財団法人京都高度技術研究所内
+
+		TEL(075)315-8653
+		FAX(075)315-2897
+		E-mail wnn@astem.or.jp
+
+	費用は媒体の種類によりますが、だいたい2〜3万円程度です。
+
+
+    2. X Window System の contribution software を取り寄せる。
+
+	  Wnn のソースコードは、X Window System  Version 11 Release 4 及び
+	Release 5 に contribution software として含まれています。ファイルは、
+
+		X11R4: contrib/lib/Wnn
+		X11R5: contrib/im/Xsi
+
+	にそれぞれおかれています。
+
+	なお、X Window System のソースそのものは Wnn コンソーシアムでは取り
+      扱っておりません。
+
+
+    3. OMRON から ftp で取り寄せる。
+
+	  株式会社オムロンでは anonymous ftp サービスを行なっており、ここか
+	ら最新のソースを取り寄せることができます。
+
+		ホスト名: ftp.wg.omron.co.jp ( 133.210.4.4 )
+		ファイル名: ~ftp/pub/Wnn/Wnn4.109.Z
+
+	  日本国内には、この他にも数多くの ftp サイトが存在します。これらの
+	中にもソースの取り寄せが可能なサイトがあります。関西地方以外の方は、
+	まず、近所のサイトを探すことから始めてみて下さい。
+
+
+(2) Wnn のソースコードの再配布できますか?
+
+A.    Wnn は極めて緩い制限のもとで自由に再配布が可能です。少なくとも正規に
+    配布されているものを、無修正で再配布することは完全に自由です。
+
+      以下に copyright notices の全文を引用します。
+
+/*
+ * Copyright Kyoto University Research Institute for Mathematical Sciences
+ *                 1987, 1988, 1989, 1990, 1991, 1992
+ * Copyright OMRON Corporation. 1987, 1988, 1989, 1990, 1991, 1992
+ * Copyright ASTEC, Inc. 1987, 1988, 1989, 1990, 1991, 1992
+ *
+ * Permission to use, copy, modify, distribute, and sell this software
+ * and its documentation for any purpose is hereby granted without fee,
+ * provided that all of the following conditions are satisfied:
+ *
+ * 1) The above copyright notices appear in all copies
+ * 2) Both those copyright notices and this permission notice appear
+ *    in supporting documentation
+ * 3) The name of "Wnn" isn't changed unless substantial modifications
+ *    are made, or
+ * 3') Following words followed by the above copyright notices appear
+ *    in all supporting documentation of software based on "Wnn":
+ *
+ *   "This software is based on the original version of Wnn developed by
+ *    Kyoto University Research Institute for Mathematical Sciences (KURIMS),
+ *    OMRON Corporation and ASTEC Inc."
+ *
+ * 4) The names KURIMS, OMRON and ASTEC not be used in advertising or
+ *    publicity pertaining to distribution of the software without
+ *    specific, written prior permission
+ *
+ * KURIMS, OMRON and ASTEC make no representations about the suitability
+ * of this software for any purpose.  It is provided "as is" without
+ * express or implied warranty.
+ *
+ * Wnn consortium is one of distributors of the official Wnn source code
+ * release.  Wnn consortium also makes no representations about the
+ * suitability of this software for any purpose.  It is provided "as is"
+ * without express or implied warranty.
+ *
+ * KURIMS, OMRON, ASTEC AND WNN CONSORTIUM DISCLAIM ALL WARRANTIES WITH
+ * REGARD TO THIS SOFTWARE, INCLUDING ALL IMPLIED WARRANTIES OF
+ * MERCHANTABILITY AND FITNESS, IN NO EVENT SHALL KURIMS, OMRON, ASTEC OR
+ * WNN CONSORTIUM BE LIABLE FOR ANY SPECIAL, INDIRECT OR CONSEQUENTIAL
+ * DAMAGES OR ANY DAMAGES WHATSOEVER RESULTING FROM LOSS OF USE, DATA OR
+ * PROFITS, WHETHER IN AN ACTION OF CONTRACT, NEGLIGENCE OR OTHER
+ * TORTUOUS ACTION, ARISING OUT OF OR IN CONNECTION WITH THE USE OR
+ * PERFORMANCE OF THIS SOFTWARE.
+ *
+ */
+
+
+
+(3) Wnn のソースをコンパイルして作成したシステムを、独自の商品名をつけ
+   て販売したいのですが。
+
+A.    Copyright Notice には、コンパイルしたバイナリについての規定が特にあ
+    りません。Copyright Notice を消さない、Wnn の名前を変えない、などは、
+    ソースをそのまままるごと、もしくは軽微な変更を施して、再配布もしくは
+    販売する際の規定であり、コンパイルされたオブジェクト形式のファイルに
+    は適用されません。
+
+      ただ、Wnn コンソーシアムとしては、それらのシステムの名前として、
+    「○○ Wnn」などのように、Wnn に由来する製品であることがわかるような
+    名称をつけていただくことと、それらのシステムををサポートするマニュア
+    ルやドキュメントなどに、Wnn を元にして作成されたシステムであることを
+    明記していただけるよう希望します。
+
+
+
+(4) Wnn のマニュアルや参考書はありますか?
+
+A.    配布されているソースコードにはオンラインのマニュアルやドキュメ
+    ントがついています。
+      Wnn/man の下におかれているのは、man 形式のファイルです。そのままオン
+    ラインマニュアルとして使えます。Wnn/manual にはこれらをテキストに展開し
+    たものがおかれています。日本語の扱える nroff をお持ちでない場合にはこち
+    らをお使い下さい。
+
+      参考書としては、
+
+	KABA著	「 Wnn + GMW 入門 Wnn 解説編」 	岩波書店 (1990)
+
+    があります。uum の使い方や jserver、辞書ファイルなどの解説が Wnn の原作
+    者によって書かれています。
+
+	栗林博 監修、よしだともこ 著
+	「UNIXの日本語処理が分かる本 -- 最新 Wnn 活用ガイド」
+		日刊工業新聞社	(1993)
+
+    これには最新の Wnn の情報が取り上げられています。
+
+
+      雑誌等に掲載された記事には、以下のようなものがあります。
+
+	桜川貴司	「開かれた日本語入力システム Wnn」
+		bit Vol.19 No.10 (1987), pp.12-23
+
+	竹岡、立木、鈴木	「Wnn 入門 (1) - (11)」
+		UNIX MAGAZIN 1989.1 - 1990.3
+
+	栗林、桑理	「Xウィンドウ用標準日本語入力フロントエンド Xwnmo」
+		日経エレクトロニクス 1989.12.25 no.489 pp.169-178
+
+	よしだともこ 「Wnn 入門・活用ガイド」
+        	Software Design 1993.3 pp.30-41, 技術評論社
+
+	藤原博文 「新 Wnn 仮名漢字辞典が出来るまで」 
+        	Software Design 1993.3 pp.42-49, 技術評論社
+
+	よしだともこ 「Wnn を使いこなす -- 品詞編、カスタマイズ編」
+		Software Design 1993.6 pp.80-89 技術評論社
+
+    このほかにも、Wnn をバンドルしているワークステーションメーカーが出して
+    いるユーザーズマニュアルなどが役に立つと思います。これについてはそれぞ
+    れのベンダーに問い合わせて下さい。
+
+
+
+(5) Wnn に間する質問や、バグレポートはどうしたらいいですか。
+
+A.    Wnn コンソーシアムでは、Wnn に関する質問やバグレポートを受け付けていま
+    す。以下フォーマットに内容や使用環境などをできるだけ詳しく書いて、郵便、
+    FAX、電子メールで Wnn コンソーシアム事務局宛に出して下さい。なお、質問は
+    担当者の都合により回答までに時間がかかることもあります。その点、予め御了
+    承下さい。バグレポートは確認の上、次回のリリースに反映いたします。
+
+      Wnn コンソーシアムでは、常に最新のバージョンのサポートを行なっています。
+    古いバージョンで動作の不具合等があった場合には、まず、最新のリリースを入
+    手し、インストールして再度試していただくことを強くお勧めします。古いバー
+    ジョン固有の問題については、対応しかねる場合があります。
+
+      JUNET の News にアクセスできる場合には、ニュースグループ fj.kanakan.wnn
+    に投稿するのも有効な手段です。このニュースグループは原作者を始め、数多くの
+    Wnn ユーザーが購読をしています。
+
+		---- 質問用フォーマット ----
+
+名前		:
+組織名(会社名等):
+所属		:
+住所		:
+電話		:
+FAX		:
+email アドレス	:
+
+わかる範囲で、次の項目を埋めて下さい。
+
+1 client について
+  1.a) その種類(ex.uum,egg)	:
+	(もしわかる場合には、バージョンも書いて下さい)
+  1.b) 端末の種類		:
+  1.c) 使用マシン		:
+  1.d) OSとバージョン		:
+  1.e) Wnn の ver no.		:
+  1.f) client のインストール時に使用したコンパイラ:
+
+2 jserver について(clientを動かしている環境と違う場合に書いて下さい。)
+  2.a) 使用マシン	:
+  2.b) OSとバージョン	:
+  2.c) Wnn の ver no.	:
+  2.d) jserver のインストール時に使用したコンパイラ:
+
+3 質問の内容について(いずれかに丸)
+  3.a) : トラブルの発生(または、BUGの報告) / 質問 / BUG fix
+  3.b) : コマンド / ライブラリ
+
+具体的な内容を以下にお書き下さい。
+
+	---- フォーマット終り ----
+
+
+(6) Wnn の最新バージョンを教えて下さい。
+
+A.    Wnn の最新のバージョンは、ver 4.109 です
+
+      なお、Wnn のバージョンは以下のような流れで更新されてきました。
+
+      X11R4 に contribute されたのは、ver 4.02 です。この後 4.03 へのパッチ
+    が出されました。現在このバージョンを使っているサイトがまだずいぶんある
+    ようです。
+
+      X11R5 に contribute されたのが ver 4.100 です。このリリースでは、これま
+    でに指摘されてきた数多くのバクがフィックスされています。マルチリンガル対応
+    にもなりました。このリリースの後、いくつかのパッチがリリースされて現在の
+    ver 4.109 になりました。
+
+
+
+(7) Wnn コンソーシアムは GMW のサポートはしているのですか?
+      
+A.    Wnn コンソーシアムでは、GMW に関するサポート、メンテナンスその他は行
+    なっておりません。以前コンソーシアムから配布していたソースには、GMW も
+    つけていましたが、これはあくまで「おまけ」として配っていたものです。
+    バージョン 4.105 以降のリリースでは、添付も行なっていません。
+
+
+
+(8) Wnnはどのような環境で動作しますか?
+
+A.    Wnn コンソーシアムが動作を確認したものは、
+
+	SUN SunOS 4.0.x, 4.1.x
+	OMRON LUNA UniOS-U, UniOS-B, UniOS-Mach
+
+    です。また DECstation Ultrix, Sony NEWS, IBM AIX, HP, DG などの上でも動
+    作しているようです。
+
+    もしそれ以外の環境への移植を考えるのでしたら、次の項目を確かめて下さい。
+
+      Wnn、少なくともその漢字変換のサーバである jserver を移植するためには、
+    バークレー系列の UNIX のもつプロセス間通機能である「ソケット」と、複数
+    の入力を同時に待つことのできる select() システムコールの存在が必須です。
+
+      さらに、Wnn の標準的なかな漢字変換のフロントエンドである uum を移植す
+    るためには、上記のソケットや select() のほかに疑似端末デバイス (pty) も
+    必要となります。これらの要件は、X Window System を移植するのに必要なも
+    のと同じですので、もし X Window System が既に移植されているのでしたらそ
+    の移植に要した作業と実質的に似たような作業を行なえば、あるいは移植でき
+    なくはないと思います。
+
+      ただ、いずれにしても、かな漢字変換のサーバは辞書ファイルをすべて主記
+    憶中に保持するようになっているので、主記憶が十分になくまた、仮想記憶機
+    能がないような OS 上でこれを利用するのは、非常に苦しいのではないかと思
+    われます。
+
+
+						以		上